キャッチボール
ーplaying catchー
なぜ、キャッチボール?
みなさん、子供の頃にキャッチボールってやりましたか?私はよく友達とやってました。
キャッチボールって「ボールを投げて、取る。投げて、取る。」ただ、それだけのシンプルな遊び。
でも、何が楽しいの?何のためにやるの?運動不足の解消?暇つぶし?
いや、それだけじゃないんです!
実際にキャッチボールをやったことがある人なら、なんとなく感じたことがあるあの不思議と心がほぐれるような感覚。今回は、そんなキャッチボールの奥深い魅力をちょっとだけご紹介します。
子供と初めてのキャッチボール
子供と初めてのキャッチボール。まずは、グローブとボールを準備。ちゃんとしたグローブとボールを買っても子供が全く興味を示さない可能性もあるので、お試し用にリーズナブルな親子グローブセットを通販で購入。
届いたグローブセットがこちら
値段の割にはしっかりとした作りで、お買い得。ボールも小さいので9歳の子供でもちゃんと握れるサイズ。でも、ボールをキャッチしてみると…、グローブからボールが滑って掴みにくい。
結局、滑りにくいこちら↓のボールを別に購入しました。
捕り方
1.構え
初めてグローブでボールを捕ろうとすると、手のひらの面が上を向いてしまう。
これだと上達しにくいので、手のひらの面を前に構える。この時少し、腰を落として重心を下げるとベター。
①最初は正面ではなく、顔から離れた位置で捕る
子供にとって飛んでくるボールは恐いもの。一度、顔に当たると「もう、やらない…(涙)」と、終了してしまうので、最初は胸の横でキャッチ。慣れてきたら、胸の前で捕る練習。
②体よりも前で捕る
体より後ろだとボールが見えにくいし、体の軸もブレるので捕りにくい。最初はグローブを前に(相手に向けて)そのまま捕るイメージ。
③しっかり閉じる
子供向けのボール(やわらかいボールや小さめのボール)は軽くて弾みやすいので、グローブを閉じることを意識。片手で取るとボールを弾いてしまうので、キャッチした後にグラブを持っていない手でしっかり両手で押さえてキャッチ。
投げ方
離れて下から投げるのはNG。山なりのボールはとても捕りにくいので、近くても山なりにならないようにグローブ目掛けて上から真っすぐに投げる。グローブの中にボールが入って、捕る感覚を覚える。
コツ
「グローブの手のひらにボールを当てる」感覚。
キャッチする時にグローブを前に出すとグローブが下を向いてボールが落ちてしまうので、グローブは動かさずにそのままキャッチ。慣れてくると少し引きながら取ることができるので、衝撃を吸収してボールを落としにくくなります。
上から落ちてくるボール(フライ)は、ボールの落下点の下に素早く移動して体の正面でキャッチすると安定して捕れます。顔の前でキャッチするのは、ボールが見えないのでNG。
キャッチボールの魅力
①相手を思いやる力が育つ
キャッチボールって、自分が投げたボールを相手が受け取れなかったら成立しません。
「どうすれば相手がキャッチしやすいか?」を考えるようになります。
強すぎても弱すぎてもダメ。ちょうどいい加減を探りながら、自然と相手を思いやるようにボールを投げます。これって、日常生活でもすごく大事なこと。相手が受け取りやすいように伝える、相手のコトを考える。
キャッチボールをすると、相手を“思いやる気持ち”が育まれます。
②小さな成功体験
最初はまったく取れなかったボールが少しずつ取れるようになってくる。何度も失敗しながらも続けるうちに「やった!取れた!」という瞬間が増えていく。
この小さな成功体験の積み重ねが「やればできる!」という自信に。
キャッチボールがうまくなること自体が目的ではなく「頑張れば結果がついてくる」っていう経験が子どもにとってすごく大切な事。
③親子の時間が自然と生まれる
キャッチボールって、ゲームみたいに勝ち負けがあるわけじゃない。ただ向かい合って、ポンポンとボールを投げ合うだけ。上手に出来れば褒める、取れなくてもアドバイスをする。そのシンプルなやりとりの中で、親子で向き合っていると自然とキャッチボール以外の会話も生まれます。
話したいことがあれば話せばいいし、話したくなければ無言でもいい。でも、なんとなく楽しい、なんとなくホッとする。
まとめ
キャッチボールは、ただの遊びではなく相手と向かい合う貴重なコミュニケーション。子どもが大きくなって小学校高学年になったら、自分が教えてもらったことを思い出しながら、今度は低学年の子供に教える番。自分が教えたことで、相手ができるようになると自分も嬉しい!自分が教えてもらったことを誰かに教えることで学ぶこともたくさんある。
悪球だって、何事もなかったように親が受け止める。そして、ちゃんとした球を返す。
一緒に過ごしたそんな時間が子どもにとっても親にとっても大切な思い出になる気がします。是非、皆さんも色々な人とキャッチボールはいかがでしょうか?