木のおもちゃ
-wooden toys-
子どものおもちゃ選びって、意外と悩みますよね。
特に赤ちゃん向けのおもちゃは、刺激が強すぎないことが大切。色合いもやさしく、肌ざわりや音、動きまで穏やかなもの…。
素材の質感も大切。プラスチック製のおもちゃもいいけれど、やっぱり木のおもちゃには独特のぬくもりと安心感があります。
赤ちゃん期(1歳~)
1歳になると、赤ちゃんは、「つまむ」、「たたく」、「積む」、「くずす」など、たくさんの動きを覚えますが、おススメはこちら↓の積み木のおもちゃ。

商品名:無塗装つみき
メーカー:ニチガン
材質:天然木
着色をしていないので、赤ちゃんが口に入れても安心。木の香りもするし、木の手触りを直接感じながら五感を刺激。1歳位の赤ちゃんにちょうどよい掴みやすい大きさで、角も滑らかになっていて、ケガをしにくい優しい積み木。
幼児前期(3歳~)
この時期になると動かす楽しさのあるおもちゃに夢中。特に男の子は車や電車を走らせるのが楽しい時期。息子が一番気に入っていたのは、こちら↓の木製レールの電車のおもちゃ!


商品名:LILLABO(リラブー) 列車 レール付き 45点セット
メーカー:IKEA(イケア)
対象年齢:3歳以上
8の字のレールの他に橋、トンネル、遮断機などもセットになっているのでこれだけでも十分楽しめます。もし、興味を示して長く遊ぶようなら、追加で電池式の機関車やレール50点セットを買い足すとパズルのようにレールを組み立てる遊びが想像力を育みます。
幼児後期(4歳~)
4~5歳くらいの女の子はやっぱり、おままごと。おままごとの「まま」とは、「飯(まま)」のこと。役割をふって、少しづつ友達とも遊べるように。
おままごとを始めることは、子どもの想像力や社会性が育ってきたという成長の証とか。
商品名:DUKTIG(ドゥクティグ)
メーカー:IKEA(イケア)
対象年齢:3歳以上
スイッチでコンロのライトが点灯するので、点火する「まね」がちゃんとできます。成長に合わせて脚の長さを3段階調整できるので、比較的長く遊べます。
児童期(6歳~)
言語能力や認識力、知的能力が飛躍的に発達するのがこの時期。将棋史上最年少プロ棋士の藤井聡太さんも遊んだ(らしい)ビー玉を転がす積木&立体パズルがおススメ!
商品名:CUBORO STANDARD50 「スタンダード 50ピース」
メーカー:CUBORO(キュボロ社)
適応年齢:5歳以上
※小さい子供はビー玉を飲み込んでしまう可能性がありますので、ご注意ください。
5cmの立方体にビー玉が転がる溝があり、これを組み合わせて組み立てていくもの。
上から下まで上手くビー玉が転がっていくのは、見ていて楽しいだけでなく創造力や空間認知能力も養えます。お父さんの方がハマってしまう方も多いとか!
お手入れ方法
木のおもちゃは、使い込むほどに味が出てなんとも言えないぬくもりが増していきます。でも、ちゃんとお手入れしないとカビたり、ささくれができたりしてしまうことも。
できるだけ長くキレイな状態で使えるお手入れ方法は…
①基本のお手入れは乾拭きでOK!
木のおもちゃのお手入れで一番大切なのは「湿気を避ける」こと。普段のお手入れは、使った後にやわらかい布でサッと乾拭きするだけでOK!ホコリや手垢を落とすだけでも意外と清潔に保てます。
ただし、赤ちゃんが使うおもちゃは「よだれ」がつくことが多いので、その場合は「水拭き→しっかり乾燥」をしましょう。
◆お手入れの手順
・清潔な布を水やお湯で湿らせ、しっかり絞る
・軽く拭いたら、日陰でしっかり乾かす(直射日光はNG!)
※直射日光に当てると、ヒビ割れや変色の原因になるので、風通しのいい日陰で自然乾燥させるのがポイント!
②除菌・消毒は布に染み込ませて
おもちゃ専用、ベビー用など、舐めても安全な除菌スプレーを必ず布にスプレーしてから拭く。木のおもちゃに直接スプレーするのはNG!特にアルコールが含まれるタイプは口に入れてしまう赤ちゃんには絶対NGで、塗装されているおもちゃの場合アルコールが原因で色落ちしたり、塗装が剥げたりする可能性もあるので、購入したお店にも相談して安心して使える除菌スプレーを選んでください。
③頑固な汚れは紙やすり or 消しゴムで落とす
使っているうちにどうしても落ちない汚れが出てくることも…。そんなときは、紙やすり or 砂消しゴムを使って軽く表面を削るとキレイになります。
◆お手入れ手順
・目の細かい紙やすり(240番手くらい)でやさしく削る
・木くずをしっかり落とし、水で湿らせた布で拭く
※塗装されているおもちゃに紙やすりはNG!塗装が剥がれてしまう可能性があります。
④”ささくれ”は紙やすりでなめらかに
長く使っていると、どうしても”ささくれ”ができることも。
そんなときは、180番手→240番手の順番で紙やすりをかけると滑らかになります。
子どもの手を傷つけないためにも、気になったら早めにケアしておきましょう!
保管方法
せっかく気に入って買った木のおもちゃ。できるだけ長くキレイに使いたい!でも、実は保管方法を間違えるとカビたり、反ったり、色あせたり… なんてことも。
木のおもちゃをいい状態でキープするための保管方法&長持ちさせるコツは…
① 湿気を避けて、風通しのいい場所へ!
木は湿気に弱いので、ジメジメした場所に置きっぱなしにするとカビが発生することもあるので、保管するなら風通しの良い場所がベスト! クローゼットや押し入れにしまう場合は、入れっぱなしにせずに時々、出して乾燥させましょう!
② 直射日光や温風に注意!
「とりあえず部屋の隅に置いておこう」なんて思っていたら、いつの間にか色あせてた…! なんてことも。直射日光やエアコンの温風、ホットカーペットの上はNG!長時間置いておくと、乾燥しすぎてヒビ割れや反りの原因になります。
✔ 窓際に置くなら、カーテン越しの日陰へ!
✔ エアコンの風が直接あたる場所は避ける!
✔ 冬場のホットカーペットの上に放置しない!
③ 塩化ビニール製品と一緒に保管しない!
実は、木のおもちゃと塩化ビニール製品(ビニール袋やビニール製のおもちゃなど)を一緒に保管するのは、ちょっと危険なんです。塩化ビニールは時間が経つと塗料を溶かしてしまうことがあって、気づいたら木のおもちゃに色が移っていた…なんてことも。大切なおもちゃを守るためにも、別々の場所に分けて保管するのが安心です。
まとめ
木のおもちゃって、やっぱりいいですよね。プラスチック製よりはちょっと高めだけど、自然のぬくもりを感じられるし、そのぶん丈夫で長持ち!子どもがぶつけたり投げたりしても「カーン!」ではなく「コトン♪」と優しい音が響くところも耳に心地よくいいので、なんだか癒されます。
重すぎず軽すぎない木のちょうどいい重さが、指先や手を使う練習にもピッタリ! 触って、持ち上げて、積み重ねて…遊びながら自然と手の発達もサポート。何より、木のおもちゃは最後は土に還るエコな素材。赤ちゃんに優しいだけじゃなく、地球にも優しい。
出産祝いのプレゼントやお誕生日ギフトに貰ったらきっと嬉しい、そんな温かみのあるおもちゃです!