ガーデニング

シンボルツリーを植えてみた!

庭や玄関先に植えるシンボルツリーは、家の雰囲気をグッとおしゃれにしてくれる大事な存在。でも、いざ選ぼうとするとどんな木がいいのかと迷いますよね。見た目はもちろん、育てやすさや手入れのしやすさも考慮したいところ。

特に、我が家のように「道路からダイニングが丸見え…」という立地だと、目隠し効果のある常緑樹を選びたいのですが、どれがいいのやら…。そんな視線対策にもぴったりなシンボルツリーについて、おすすめの樹木をご紹介します!

チェックポイント

植え替えがなかなか出来ないシンボルツリーは「これが良さそう!」と勢いで選んでしまうと、後々後悔することも。そこで、選ぶときにチェックしておきたいポイントをまとめました。

  • 樹形が美しいか?
    シンボルツリーは家の顔になる存在。葉や枝ぶりがきれいで、バランスの取れたものを選ぶと、洗練された印象に。
  • 四季の変化を楽しめるか?
    せっかく植えるなら一年を通して楽しめる木がいい!春に花が咲いたり、実がなったり季節の変化を感じられるもの。
  • 成長スピードは適切か?
    成長が早すぎると、剪定が大変になってしまうことも。素人だと手入れが大変。できれば、ゆっくり成長する方が管理も楽。
  • メンテナンスは大変じゃないか?
    剪定や落ち葉の掃除が大変すぎると、せっかくのシンボルツリーもお手入れが億劫に。
  • スペースに合ったサイズか?
    小さな庭に大きく育つ木を植えると、圧迫感が出たり根が張りすぎたりして大変なことに。
  • 目隠し効果があるか?
    外からの視線が気になる場所には、プライバシーを守ってくれる葉がしっかり茂る常緑樹がおススメ。
  • 予算に合っているか?
    シンボルツリーの価格はピンキリ。良いシンボルツリーを予算内に。

樹木の種類

落葉樹
季節ごとに変化が楽しめるのが魅力。夏は青々と茂り、秋には紅葉し、冬には葉が落ちてすっきりとしたシルエットになるので、日差しを取り入れたい場所におススメ

常緑樹
一年中葉が茂っているため、目隠しや風よけに適しています。プライバシーを守りたい場合や、冬でも緑を楽しみたい場所におススメ。

庭を彩るシンボルツリーのおススメ樹種15選!

1.ジューンベリー🌿

タイプ:落葉樹
日照:日なた~半日陰
最終樹高:6m
成長速度:やや速い
おすすめポイント:春には可憐な白い花、初夏には甘い実、秋には紅葉が楽しめる!四季を感じたい方にぴったり。

2.アオダモ🍃

タイプ:落葉樹
日照:日なた~半日
最終樹高:10m~
成長スピード:遅い
おすすめポイント:すらっと伸びる幹が上品で、枝葉も少ないので優しい印象。

3.カエデ・もみじ🍁

タイプ:落葉樹
日照:日なた~半日陰
最終樹高:7m~12m
成長速度:やや速い
おすすめポイント:秋の景色が美しく、日本の風の庭園雰囲気を演出。四季の紅葉の変わりを楽しみたい方に。

4.ヒメシャラ🌱

タイプ:落葉樹
日照:日なた
最終樹高:15m~
成長スピード:普通
おすすめポイント:つるっとした美しい幹肌が魅力。 上品な雰囲気で和モダンな庭にも◎。

5.ヤマボウシ🌸

タイプ:落葉樹
日照:日なた
最終樹高:10m~15m
成長スピード:普通
おすすめポイント:白い花が咲き、秋には赤い実も楽しめる!育てやすい、初心者にもおすすめ。

6.オリーブ🫒

タイプ:常緑樹
日照:日なた
最終樹高:10m
成長速度:普通~やや速い
おすすめポイント:シルバーリーフが美しく、地中の海の風の庭にぴったり。鉢植えでも楽しめる!

7.シマトネリコ🌳

タイプ:常緑樹
日照:日なた~半日陰
最終樹高:15m~
成長スピード:速い(年2回剪定が必要)
おすすめポイント: 爽やかな葉が魅力的。 成長が早いので、目隠しにも最適!

8.キンカン🍊

タイプ:常緑樹
日照:日なた~半日陰
最終樹高:4m~
成長スピード:普通
おすすめポイント:小さな可愛い実がなり、観賞用にも◎。自宅でフレッシュなキンカンが楽しめる!

9.ソヨゴ🍃

タイプ:常緑樹
日照:日なた~半日陰
最終樹高:10m~
成長スピード:遅い
おすすめポイント:「風にそよぐ音」が名前の由来。管理が楽で、爽やかな雰囲気の庭を演出できる。メス木には赤い実がつく!

10.ミモザアカシア💛

タイプ:常緑樹
日照:日なた
最終樹高:10m
成長スピード:速い
おすすめポイント:春にはカラフルな黄色の花が満開に!ナチュラルガーデンに映える一本。

11.利休梅(リキュウバイ) 🌿

タイプ:落葉樹
日照:日なた~半日陰
最終樹高:5m~
成長スピード:普通
おすすめポイント:白く上品な花が咲き、和風の庭にもぴったり。シンプルで美しい樹形が魅力!

12.サルスベリ🌸

タイプ:落葉樹
日照:日なた
最終樹高:10m~
成長スピード:速い
おすすめポイント:夏にピンクや白の花が長く咲く!樹皮が優しく個性的な姿も特徴的。

13.ナナミノキ(七実の木) 🌿

タイプ:常緑樹
最終樹高:10m~
成長スピード:遅い
おすすめポイント:樹形が広がるタイプで、自然な雰囲気の庭づくりにおすすめ。

14.白樫(シラカシ) 🍃

タイプ:常緑樹
最終樹高:10m~
成長スピード:早い
おすすめポイント:細長い葉でスタイリッシュな印象。 和風にもモダンな庭にも合う万能選手!

15.レモン🍋

タイプ:常緑樹
最終樹高:3m~
日照:日なた
成長スピード:遅い
おすすめポイント:家庭でフレッシュなレモンが収穫できる!

迷いに迷った結果…

我が家のシンボルツリーは、一番条件を満たしている「ソヨゴ」に決定!

◆理由
成長速度(★★★): 手入れの頻度を抑えたいので、成長の遅い木がいい。
最終的な大きさ(★★★): 大木になると管理が大変なので、3~4m程度がベスト。
剪定の必要性(★★): なるべく剪定が少なくて済む木。
花や実(★): せっかくなら、花か実が付くとうれしい!

ソヨゴ(冬青)は、漢字の通り一年を通してつややかな緑の葉が美しく、秋には赤い実をつけ、春には白い花を咲かせます。さらに、風に吹かれて「ソヨソヨ」と揺れる音が特徴で、なんともおしゃれな雰囲気!

ソヨゴ購入!

植木屋さんに頼むと高い!大型ホームセンターに行ったり通販を見るけどそれでも結構、高い!しかも、在庫数が少ない。末永いお付き合いになるので、あんまり妥協はしたくないので諦めずにネットで調べていると、ついにシンボルツリー専門の苗木店を発見!写真が豊富で樹形もしっかり確認できる!

でも、どこをみれば良い樹と分かるのか?素人にはサッパリ。せっかくなので、お店の方にに聞いてみたところ…

・正面と横の画像を見て高さにバラつきがないもの
左右均等の高さのもの
・植える場所や位置によって横に広がる方が良い、スリムが良いなど
・株元の幹の立ち上がり方や幹の立ち数多い方が良い少ない方が良いなど
・あえて、幹に曲がりがあったりするものも味があってよいと思う人も

でも、結局は最初に直感的にピンっときたものがおススメ!との事。
本数が多いので色々と迷いましたが、いいものを6本ピックアップしてここからは消去法。最後は、アドバイス通り「直感的にピンっときたもの」ということで、こちらにしました!

株元の近くに赤い実がなってる!
6ヶ月枯れ保証付きで、32,450 円 (税込)

ソヨゴの植栽方法

3週間後にソヨゴが無事、到着。植栽方法は意外と簡単!「2~3mの樹なら一人で植えることが出来るよ」と、お店の方に言われたので頑張って一人で植えてみました。

手順

1.鉢にたっぷり水をかける(麻布はそのまま)
2.植える場所に穴を掘る(穴の大きさの目安は鉢の1.1~1.2倍程度)
3.掘り上げた土で穴のふちに土手を作る(水鉢)
4.根の付け根が地上から3cmほど出るように植え付ける
5.土手を崩さないように土をかぶせる(肥料や腐葉土などはこの時に混ぜ込む)
6.土で作った土手を壊さないように水鉢にポリタンク1缶弱くらいたっぷり注ぐ
7.水を注ぎながら、木を大きく揺らして鉢の中にある空気を完璧に抜く(水ぎめ)
8.水が引いて土が固まるまで置いておく
9.水が乾いたら周りの水鉢を崩しながら鉢を埋めていき、土を踏み固める
10.向きを微調整して約1時間くらいで完成!

支柱の立て方

シンボルツリーを植えたら、しっかりと根を張るまで支柱でサポートするのが大切。特に強風の日が続くと、せっかく植えた木が倒れてしまうこともあるので、支柱の設置はしっかりやりました。

1.支柱の角度は45度
・庭木に対して約45度の角度で支柱を深く差し込む。
・幹と支柱が交差する部分を紐でしっかりと固定。

2.株立ちの場合は2か所交差
・幹が複数ある場合、それぞれの幹と支柱がバランスよく交差するように設置。

3.支柱の本数を増やす場合
・支柱1本では不安なときは、3本の支柱を使って「八つ掛け支柱」にするとより安定。

4.幹と支柱を結ぶ際のポイント
・幹に直接紐が当たると傷つくので、間に当て布を巻く。
・縛る紐は、自然素材の「麻ひも」を使うと木に優しくて安心。

これで、ソヨゴも風に負けずしっかり「そよそよ」と成長してくれるはず!支柱は1~2年ほど経って根が十分に張ったら外してOK。

メンテナンス

ソヨゴは成長がゆっくりなので、頻繁な剪定は不要。ただし、枝葉が伸びてシルエットが乱れてきたら、整える位に剪定。

剪定のベストタイミングは2月〜3月頃。4月以降に剪定すると、花や実の数が減ってしまうことがあるので要注意!理想的なのは 2月に実が落ちてから4月に花芽がつくまでの間。この時期に剪定すれば、今ついている実も、次のシーズンの花もしっかり楽しめます。

剪定するときのポイントは「枝の付け根でカットすること」。途中でバッサリ切ると、枯れたり不自然な枝分かれをしたりして、せっかくの樹形が台無しに。枝の付け根からスッと切るのが、美しい仕上がりのコツらしいです。

ソヨゴは雌雄異株?

ソヨゴにはオスの木とメスの木があります。我が家は「せっかくなら実がなったほうが楽しい!」と思い、メスの木を選びました。

でも、ちょっと気になることが。それは、メスの木だけでは必ずしも実がならないことがあるという話。というのも、ソヨゴのメスの木は花粉を作れないので、実をつけるにはオスの木の花粉が必要なんです。

自然界では、昆虫や鳥が花粉を運んでくれるので、周囲にオスの木がなくても受粉できることもあります。ただ、近くにソヨゴが全く無かったり、虫が寄りつかない環境だったりすると、実がつかない可能性も……。

とはいえ、風にふかれてソヨソヨと揺れながら、自然の力で受粉するかもしれないので、実がなる日を楽しみにのんびり見守ってみようと思います。

まとめ

シンボルツリー選びは悩むことも多いですが、条件を整理しながら選ぶと後悔のない一本が見つかるはず。皆さんも、お気に入りのシンボルツリーを見つけて、素敵な庭づくりを楽しんでください!

ABOUT ME
いぬパンチ
いぬパンチ
会社員
2児の子育て&介護に奮闘中の会社員です。
日々、壁にぶつかりながら失敗と反省の連続ですが、そんな中でも「これは良かった!」と思えるモノやコトをご紹介しています。
「時間がない!」「予算も限られている!」「なんか疲れた!」という時に読んで下さい!
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