車両系建設機械の免許を取ってみた!

車両系建設機械とは?
車両系建設機械とは、工事現場でよく見かけるブルドーザーやショベルカーなどの移動式建設機械で、6つの種類に分類されます。
①整地・運搬・積込み用機械(ブルドーザー、トラクターショベルなど)
②掘削用機械(ドラグショベルなど)
③基礎工事用機械(くい打機、くい抜機など)
④解体用機械(ブレーカーなど)
⑤締固め用機械(ローラー)
⑥コンクリート打設用機械(コンクリートポンプ車)
免許の種類
今回は、大型のドラグショベルを操縦したいので、必要な免許は車両系建設機械の「整地・運搬・積込み用及び掘削用」の機体重量3t以上となります。
ちなみに…、使われるシーンによって呼び方が違うだけで、ドラグショベル、ユンボ、油圧ショベル、バックホー、ショベルカー、パワーショベルは全て同じものです。紛らわしい!
車両系建設機械の種類 | 免許の種類 |
①整地・運搬・積込み用機械 ②掘削用機械 | 【機体重量3t以上】 車両系建設機械(整地等)運転技能講習 【機体重量3t未満】 小型車両系建設機械(整地等)運転特別教育 |
③基礎工事用機械 | 【機体重量3t以上】 車両系建設機械(基礎工事用)運転技能講習 【機体重量3t以上】 小型車両系建設機械(基礎工事用)運転特別教育 |
④解体用機械 | 【機体重量3t以上】 車両系建設機械(解体用)運転技能講習 【機体重量3t以上】 小型車両系建設機械(解体用)運転特別教育 |
⑤締固め用機械 | 締固め用建設機械(ローラー)の運転特別教育 |
⑥コンクリート打設用機械 | コンクリートポンプ車特別教育 |
資格制限・講習時間
資格制限は、年齢制限(満18歳以上)のみ。運転免許なしでも操縦資格を取りに行くことができます。要件によって、免許取得の日数や時間が異なります。

大型特殊免許を持っていたので、2日(14時間コース)の講習でした。

講習内容

講習費用
38時間コースだと約11万円、14時間&18時間コースは約5万円位が相場です。
注意点
「車両系建設機械運転技能講習」を受ければ、建設機械を操作して作業ができるようになりますが、公道を走るには別の免許が必要になります。
タイヤ式の建設機械なら、大型特殊免許が必要です。また、クローラー(キャタピラー)式の建設機械は 一般道路を走行できません。もし、公道を走ったら道路交通法違反となりますので、ご注意ください!
まとめ
今回もフォークリフトの時と同じPEO建機教習センタ(旧日立建機教習センタ)にて取得してきました。

しかも嬉しいことに、修了証(技能講習・特別教育・安全衛生教育すべて)には有効期限がありません! 🎉 更新手続きも不要なので、一度取ってしまえばずーっと使える資格です。ただし、修了証に記載された名前が変わった場合は書き換え手続きが必要です。
「車両系建設機械(3トン以上)」の資格があれば、 全サイズのバックホーの操縦ができます! さらに、アタッチメントを変えれば 掘削・整地だけでなく、解体作業、草刈り、雪かき までこなせる万能マシンに!
そして、もし大型特殊免許も持っていれば、 タイヤ式のバックホーなら公道を自走できるので、災害時などトラックに載せる余裕がない場面でも、すぐに現場間を移動して作業することができます。
ボランティアの現場では「重機はあるのに、扱える人がいない…」ということも珍しくありません。そんな時にこの資格があれば復旧作業をスムーズに進める大きな力になります!
興味ある方は是非、チャレンジしてみてください! 🚜✨